管理者からのメッセージ

管理者
一柳　哲也

　T-placeという名前は、アメリカの社会学者レイ・オルデンバーグが著書「The Great Good Place」の中で提唱した、「自宅や職場とは隔離された、心地よい第3の居場所」である「サードプレイス」に由来します。障害のある青少年の居場所の確保は社会的な課題になっており、特に発達障害グレーゾーンの子は小学校卒業後に行く場所がなく孤立する傾向があるため、その子たちの交流の場所として、また安心できる場所としての機能を最優先で考えた際に、上記の特徴から「サードプレイス」という名前を考えました。
　居場所を確保すると同時に、社会に出るために必要な訓練（Training）を行う場所でもありたい。そして人と他愛のない会話（Talking）をする場所であってほしい、その上で自分とは何なのかを受け止め、どんな人生を送るかなど、あらゆることを思考（Thinking）する場所でもあってほしいという願いを込め、全ての想いに共通する場所として、頭文字の「T」を取り出し、「T-place」という名前をつけました。
　家でも学校でもない、気軽に来て人と会い、遊び、学べる場所を目指して運営してまいります。

また、おもちゃ箱事業所の「遊ぶ」をいうメインテーマではなく、新しいコンセプト「T」を主軸にしていることもあり、専用のロゴを作成しました。

おもちゃ箱の積み木のイメージを踏襲しつつ、積み木の色は原色系から落ち着いた色に変更し成長した子ども達を表現しています。
それそれの積み木の形は子ども達に「それぞれが自分を形作るのに、どんな形のもの（自分の気持ち）を、どんな積み方（表現方法）をしてもいいんだ」という想いを込めています。
また、積み木の中に「T-place」という文字を隠していますが、どこがどうT-placeなのか、これにも答えはありません。
それぞれが見えるT-placeを探してみてください。

事業所への質問

送迎が無いようですが、どのように通所されている方が多いですか？

横浜市営地下鉄のセンター南駅、もしくは横浜市営バスの都筑区総合庁舎バス停より徒歩の方が多いです。

当施設に駐輪場はございませんが、近隣の駐輪場をご利用いただければ、自転車での通所も可能です。

ひとりで通所させるのが不安なのですが、付き添ってもらうことは可能ですか？

通所に慣れるまでの間は途中からスタッフが付き添ったり、帰りのバスに乗るまで見守ったりといった対応を行うことが可能です。

ただ自力での通所ができるようになるため、慣れるまでの間のみの対応であることをご了承ください。

当日の急な欠席や時間変更などはどう連絡したら良いですか？

利用されている方向けのLINEをご用意しておりますので、そちらにご連絡をお願いいたします。

また利用されている方ご本人がスマートフォンなどの通信機器をお持ちの場合、ご本人と直接連絡を取り合って対応することも可能です。

家が遠いのですが、利用することはできますか？

営業時間内に来所可能であれば利用可能です。支援時間を確保するため、16:30までに到着できるのが望ましいですが、学校からの距離の問題で難しい場合などは個別にご相談ください。

子どもが小学生なのですが、利用することはできますか？

自力での通所が可能であり、集団活動に支障なく参加できるのであれば利用可能です。

小学生向けの支援は都筑区内であればおもちゃ箱つづき、おもちゃ箱ふれあいの丘が行っておりますので、利用をご検討ください。